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特集 上部消化管手術における術野展開—究極の場面が語る名手のこだわり
各論:食道胃接合部癌郭清
左胸腔鏡下下縦隔郭清(MALTA)
海老原 裕磨
1
,
平野 聡
1
Yuma EBIHARA
1
1北海道大学病院消化器外科Ⅱ
キーワード:
食道胃接合部癌
,
MALTA
,
下縦隔郭清
Keyword:
食道胃接合部癌
,
MALTA
,
下縦隔郭清
pp.460-465
発行日 2026年6月20日
Published Date 2026/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698570810030460
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POINT
●MALTAは食道胃接合部癌に対して体位変換なしで胸腔・腹腔の双方からアプローチする術式であり,両肺換気下の人工気胸により術後無気肺予防が可能で,横隔膜切開を回避できる.
●解剖学的ランドマーク(下肺静脈,心嚢背面,大動脈前面,肺間膜)を指標に郭清範囲を決定し,食道浸潤長2.1〜4.0cm(胃癌取扱い規約 第16版の発刊後は2.1〜3.0cm)の症例で口側マージン2cm以上確保可能な場合に適応となる.
●体格や腫瘍径にかかわらず,裂孔の開大を必要とせずに確実な下縦隔郭清と胸腔内吻合が可能で,5年全生存率60.2%,5年無再発生存率42.9%と良好な長期成績が報告されている.

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