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増刊号 周術期管理マニュアル—保存版
Ⅰ周術期管理・総論
疼痛管理
御園生 与志
1
,
小杉 志都子
1
Yoshi MISONOO
1
1慶應義塾大学医学部麻酔学教室
pp.23-26
発行日 2025年10月22日
Published Date 2025/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698570800110023
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周術期の痛みと疼痛管理の意義
北欧を発信源として,手術を受ける患者の術後回復を促進し予後を改善することを目的とした周術期管理方法,すなわちenhanced recovery after surgery(ERAS)プロトコルが提唱された.なかでも結腸直腸切除に対するERASプロトコルは,腹腔鏡補助下手術の普及や手術患者の高齢化といった背景を受け,改訂を重ねてきた.最新の第4版は2019年に公表されている1).
一方,国際疼痛学会は「痛みとは,実質的または潜在的な組織損傷に結びつく,あるいはこのような損傷を表す言葉を用いて表現される不快な感覚・情動体験である」と定義している.術後の早期回復促進および消化管機能障害の回避において,適切な疼痛管理は極めて重要な要素となる.

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