増刊号 すぐに使える周術期管理マニュアル
Ⅰ章 周術期管理・総論
疼痛管理
柿沼 玲史
1
Akihito KAKINUMA
1
1帝京大学医学部附属病院麻酔科
pp.24-29
発行日 2019年10月22日
Published Date 2019/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212647
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周術期の痛みと鎮痛の意義
消化器外科領域では,術式の低侵襲化とともに術後回復能力強化プログラム(enhanced recovery after surgery:ERAS®)が確立されつつある1).術後の離床促進と消化管機能障害の回避がポイントであり,鎮痛の質が大きく関与する.本稿ではERASの観点を踏まえた周術期の疼痛管理について述べる.
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