Japanese
English
連載 Clinical Challenge・77
角膜形状異常が疑われる症例におけるIOL度数決定の落とし穴
When keratometry is unreliable: a pitfall in IOL power calculation
後藤 聡
1
So Goto
1
1大阪大学大学院医学系研究科脳神経感覚器外科学(眼科学)
pp.902-906
発行日 2026年8月15日
Published Date 2026/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037055790800080902
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症例
患者:70歳台,男性
主訴:視力低下
既往歴:アトピー性皮膚炎,双極性障害
家族歴:特記事項なし
現病歴:202X年より徐々に進行する右眼の視力低下を主訴に前医を受診した。初診時の右眼の自覚屈折検査は,0.4(0.5× +1.50D()cyl−2.00D 150°)であった。白内障による視力低下と診断され,術後の予測屈折値を−0.8Dとして白内障手術が施行された。しかし,術後屈折値は0.5(0.9× +2.50D()cyl−1.00D 10°)で,予定より2.0D以上の遠視化を認めたため,精査目的に当院へ紹介受診となった。当院初診時の前眼部写真(図1)および前医での術前検査における光学式眼軸長測定装置の生体計測結果(図2)を提示する。

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