特集 皮膚と老化
臨床
皮膚症状を伴う膠原病(全身性強皮症)と老化
高橋 秀侑
1
,
藤尾 圭志
1
1東京大学大学院医学系研究科内科学専攻アレルギー・リウマチ学
キーワード:
systemic sclerosis(SSc)
,
immune aging
,
cytotoxic CD4+ T cell(CD4+ CTL)
,
fibrosis
Keyword:
systemic sclerosis(SSc)
,
immune aging
,
cytotoxic CD4+ T cell(CD4+ CTL)
,
fibrosis
pp.129-134
発行日 2025年2月28日
Published Date 2025/2/28
DOI https://doi.org/10.69337/D202502-072-09
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膠原病は免疫システムの異常で生じる全身性の自己免疫疾患であり多彩な症状を生じる.皮膚症状を呈する膠原病も多く,それゆえ皮膚科への受診が診断のきっかけになることも珍しくない.膠原病は多様な病因から生じると推測されているが,発症リスクの一つとして加齢・老化がいわれており,たとえば同じく免疫のトラブルである食物アレルギーなどは幼少期発症が主であることと比べてもその差は歴然である1)2).

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