BOOK REVIEW
歌集 漂老
尾﨑 雄
1
1老・病・死を考える会プラス世話人/元日本経済新聞編集委員
pp.31
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2995007
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我が国の医療を地域と在宅を軸に再編成する。その推進役のひとりが国立長寿医療研究センター・名誉総長の大島伸一氏である。その大島氏が短歌集『漂老』を上梓した。医師として、いや、一人の人間としての自らを赤裸々にさらけ出す短歌500首のエッセンスを思いつく儘に拾ってみた。 2022年、喜寿を迎えた心境をこう詠っている。 がん二つ糖尿病に脳梗塞よくまあこれでこれでまあ喜寿 こうも詠じた。 冬の日を無為に過ごした一日の意味を思はず明日を想はず 坂の上の雲を目指して懸命に学び、働き、それなりの成果を上げて老境に到った者だけに許される境地だ。
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