潮流
物価・賃金変動に対応できる診療報酬
島崎教授が「1点単価変動制」を提案
pp.16-17
発行日 2025年8月21日
Published Date 2025/8/21
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2973004
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医療介護福祉政策研究フォーラム(中村秀一理事長)で、国際医療福祉大学大学院の島崎謙治教授が「国民皆保険の危機」をテーマに講演を行った(5月15日)。そのなかで、昨今の物価・賃金の上昇が医療機関の経営悪化を招いていることに関し、診療報酬の物価・賃金スライドによる1点単価変動制の導入を提案した。 骨太方針2025では社会保障関係費について「歳出改革努力を継続しつつ」「高齢化による増加分に相当する伸びにこうした経済・物価動向等を踏まえた対応に相当する増加分を加算する」との文言が盛り込まれた。方法は別にして、物価・賃金上昇への対応は次期診療報酬改定の最大の課題だ。
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