特集 大腸癌
総説 診療のフロントラインは知っておきたい知見
今さら聞けない大腸癌の疫学とリスク因子
松田 一夫
1
1公益財団法人福井県健康管理協会
キーワード:
▶大腸癌は,日本人が最も多く罹患するがんである.
,
▶日本の大腸癌による死亡数は,肺癌に次いで2番目に多い.
,
▶大腸癌の生存率は,乳癌と並んで極めて良好である.
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▶大腸癌の最大のリスクファクターは加齢であり,他に遺伝や罹病期間が長い炎症性腸疾患,生活習慣としては喫煙,飲酒,肥満があげられる.
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▶日本における大腸癌の粗死亡率は男女ともに年々増加しているが,年齢調整死亡率は1996年頃から減少に転じた.
,
▶G7や韓国における大腸癌の年齢調整死亡率は,日本以上に著明に低下していて,今や先進諸国の中で日本の死亡率が最も高い.
,
▶最も大腸癌死亡率を減少させているのは米国であり,その理由として大腸がん検診が奏効していることがあげられる.
,
▶日本の大腸癌死亡率を他の先進諸国並みに低下させるには,まず日本の大腸癌死亡率が高いことを認識する必要がある.
,
▶大腸を予防するための生活習慣に努めるとともに,多くの人が大腸がん検診を受けられる体制を整備しなければならない.
Keyword:
▶大腸癌は,日本人が最も多く罹患するがんである.
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▶日本の大腸癌による死亡数は,肺癌に次いで2番目に多い.
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▶大腸癌の生存率は,乳癌と並んで極めて良好である.
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▶大腸癌の最大のリスクファクターは加齢であり,他に遺伝や罹病期間が長い炎症性腸疾患,生活習慣としては喫煙,飲酒,肥満があげられる.
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▶日本における大腸癌の粗死亡率は男女ともに年々増加しているが,年齢調整死亡率は1996年頃から減少に転じた.
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▶G7や韓国における大腸癌の年齢調整死亡率は,日本以上に著明に低下していて,今や先進諸国の中で日本の死亡率が最も高い.
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▶最も大腸癌死亡率を減少させているのは米国であり,その理由として大腸がん検診が奏効していることがあげられる.
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▶日本の大腸癌死亡率を他の先進諸国並みに低下させるには,まず日本の大腸癌死亡率が高いことを認識する必要がある.
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▶大腸を予防するための生活習慣に努めるとともに,多くの人が大腸がん検診を受けられる体制を整備しなければならない.
pp.324-329
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.50936/mp.43.03_005
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はじめに
大腸癌は,男女合計で日本人が最も多く罹患する癌であり,生存率良好な癌の代表でもある.しかしながら,日本の大腸癌年齢調整死亡率は他の先進諸国よりも高い.その原因と対策について考察する.

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