Land-Mark papers in Oncology~エポックメイカーとなった論文~
「治療」T-DM1
鳥井 雅恵
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1京都大学大学院医学研究科乳腺外科学/京都大学医学部附属病院先制医療・生活習慣病研究センター特定助教
pp.56-56
発行日 2018年8月20日
Published Date 2018/8/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0096.04.02_0056-0056
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Trastuzumab emtansine(T-DM1)は,ヒト上皮増殖因子受容体2(human epidermal growth factor receptor type 2;HER2)を標的とするトラスツズマブに,微小管重合阻害薬であるメイタンシンから誘導された低分子化合物のDM1を安定性の高いリンカーで化学結合させた抗体薬物複合体(antibody-drug conjugates;ADC)である。2013年に臨床で使用可能となった。T-DM1臨床使用のevidence となった代表的な論文が,EMILIA試験(論文1)とMARIANNE試験(論文2)である。
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