特集 Special Article:
アルコール依存症治療に携わるさまざまな職種とその役割 3.アルコール依存症治療における看護師の役割と貢献
阿部 かおり
1
1独立行政法人国立病院機構さいがた医療センター 看護師
キーワード:
患者理解
,
アルコール依存症
,
多機関連携
,
日常生活を看護に生かす
,
居場所としての病院
Keyword:
患者理解
,
アルコール依存症
,
多機関連携
,
日常生活を看護に生かす
,
居場所としての病院
pp.19-22
発行日 2023年1月20日
Published Date 2023/1/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0078.11.01_0019-0022
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アルコール依存症をもつ方への看護師のおもな役割は,離脱症状の出現を早期に発見し症状の緩和に努めること,安心できる環境づくり,そして,患者の日常生活に近い医療者として,頻繁にコミュニケーションをとり,細やかな観察を続けることである。そして,患者が多くの支援者や他患者間において,人から癒やされる体験や,自己を受け入れる体験を通して,回復の道を歩めるよう寄り添うことである。また,看護師の視点から得られたさまざまな情報は,患者本人やご家族だけでなく,多職種・多機関と共有し,患者がその人らしく生きていける治療に貢献できると考えている。「KEY WORDS」患者理解,アルコール依存症,多機関連携,日常生活を看護に生かす,居場所としての病院
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