若手ドクターの広場
日常診療で感じること
宋 慎平
1
1宋神経科クリック 院長
pp.34-35
発行日 2021年3月25日
Published Date 2021/3/25
DOI https://doi.org/10.34449/J0078.09.01_0034-0035
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この度は「日常診療で感じること」をテーマに執筆する機会をいただき誠にありがとうございます。この原稿を書いているのは2020年10月なのですが,欧米では新型コロナウイルスの1日感染者数が急増しており,再び厳格なロックダウンを強いられている国々もみられます。日本においても2020年4月,5月は緊急事態宣言が発令されました。当時のことを思い出すと,未知のウイルスに対し,外出は制限され,街にはほとんど人の姿はみられなくなり,“人に会えない”状態でした。テレビでは新型コロナウイルスやその対策に対して議論がなされ緊張感が高まるなか,SNSでは感染者に対して度を越えた批判も見受けられ,自粛警察という言葉が生まれました。そんななか,人々は不安・悲しみ・怒りなどの“マイナスの感情”に晒されざるを得なかったと思います。
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