私のモチベーション My Motivation
生涯に影響を与える新生児期の栄養管理
板橋 家頭夫
1
1昭和大学特任教授(周産期担当)
pp.33-35
発行日 2020年10月20日
Published Date 2020/10/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0055.12.02_0033-0035
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1979年,昭和大学医学部を卒業後,研修1年目は同大学病院 小児科教授の奥山和男先生のもと一般小児診療を中心に,最後の数ヵ月間は未熟児室(現在の新生児集中治療室;NICU)で新生児医療を学びました。新生児用人工呼吸器の取り扱いや採血に難渋する日々でした。当時はまだ人工肺サーファクタント補充療法導入前でしたので,呼吸窮迫症候群の児が入院すると最低でも3日間の泊まり込みを余儀なくされるなど,大変厳しい領域であるため自分には向かないと思っていました。それでも,2年目の研修先の周産期専門の葛飾赤十字産院である程度の手技ができるようになると,命を助けるだけではなく,家族ととも小さな児を育てていく新生児医療に夢中になっていました。
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