３．検査，診断について

ドライアイは日常臨床において最も多く遭遇する疾患の１つであり，ドライアイの適確な診断は患者の満足度を高めるため，ドライアイの診断プロセスは眼科医にとって非常に重要である。本項では，CQとして，ドライアイの診断には欠かせない自覚症状の聴取法，各種診断法（検査）の感度・特異度，ドライアイと視機能について，トピックスとして，ドライアイ関連疾患の診断ポイント，フルオレセインBUTとBreak-up patternの観察方法について要点を整理して解説する。