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第26回 私が経験した消化器領域のブレークスルー
浅香 正博
1
1北海道医療大学学長
pp.80-81
発行日 2018年3月15日
Published Date 2018/3/15
DOI https://doi.org/10.34449/J0039.13.02_0080-0081
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とうとう古稀を迎えることになった。この間,2回も定年を経験している。1回目は2011年で北海道大学消化器内科の教授職を辞した。63歳のときである。その後,北海道大学医学部に寄付講座としてがん予防内科学講座を設立した。それなりに充実した日々を過ごし,5年経って無事終了のときを迎えた。今度こそ引退と思ったが,故あって北海道医療大学に学長として勤務することになり,再び忙しい日々を送っている。この間,学会では現役会員を退き名誉会員や功労会員となり,学会の仕事はほとんどなくなった。したがって,一般社団法人 日本消化器関連学会機構(Japan Digestive Disease Week:JDDW)などを除いて年次総会にはほとんど出席しなくなった。THE GI FOREFRONTの編集主幹のみ継続させていただいているので年2回発行のこの雑誌にはできるかぎり全力投球をさせていただいている。この雑誌の編集後記は2~3年に1度書かねばならないが,十分な分量があてがわれているので何を書こうかいつも迷っていた。今回は,年長者から若手研究者へ消化器病学を繋いでいくために自分が経験した消化器領域のブレークスルーの話をしてみたい。
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