Glaucoma Expert Discussion
緑内障視野の臨床と研究―今後の展望
福地 健郎
1
,
朝岡 亮
2
,
中野 匡
3
,
野本 裕貴
4
1新潟大学大学院医歯学総合研究科眼科学分野 教授
2総合病院聖隷浜松病院眼科 部長
3東京慈恵会医科大学眼科学講座 主任教授
4近畿大学医学部眼科学教室 准教授
pp.13-20
発行日 2025年2月20日
Published Date 2025/2/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0024.01.69_0013-0020
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視野とは視覚の感度分布であり,視野障害が生じる緑内障の診断と経過観察において視野検査は欠かすことのできない重要な検査である.日常診療における緑内障の視野検査は自動視野計による静的視野検査が主体であるが,測定精度の向上と測定時間の短縮を目指して検査機器,検査プログラムのさらなる開発が進められている.そのなかで最近は国産の視野計とそれに実装されるプログラムが実用化され注目を集めている.本座談会では,これら日本発の視野計の開発に携わった先生も交えて,緑内障視野の臨床と研究における現状と課題,そして近未来について,光干渉断層計(OCT)との融合,急展開を示しているAIの活用を含めて,エキスパートの先生方にお話しいただいた.

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