Summing Up
緑内障の検査
庄司 拓平
1
1埼玉医科大学眼科 准教授
pp.40-45
発行日 2018年8月31日
Published Date 2018/8/31
DOI https://doi.org/10.34449/J0024.00.56_0040-0045
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2018年1月に緑内障診療ガイドラインが改定され,第4版として発表された.このなかで緑内障の検査としては眼底三次元画像解析装置,特に光干渉断層計(OCT)を用いた緑内障診断の意義に関する記載が加えられている.2000年代以降のOCTの普及率は劇的に向上し,現在ではOCTはわが国の緑内障診断・管理を行う上で日常的に使用される機器となっている.近年,新たな視野検査,画像診断機器,眼圧測定器が開発され,わが国でも使用可能になった.現時点では従来のゴールドスタンダードである機器に直ちに置き換わるものではないが,今後の実臨床での有効性,有用性が期待されている.本稿ではそのうちのいくつかの機器を紹介する.
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