特集 OCT angiography アップデート
4 緑内障の診断への応用
庄司 拓平
1
1埼玉医科大学眼科
キーワード:
OCT
,
OCT angiography
,
緑内障
,
血管密度
,
中心窩無血管領域
Keyword:
OCT
,
OCT angiography
,
緑内障
,
血管密度
,
中心窩無血管領域
pp.227-236
発行日 2020年3月5日
Published Date 2020/3/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001575
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緑内障は眼底写真では視神経乳頭およびその周辺部に特徴的な構造的変化を認めるため,眼底写真に基づく緑内障検査では主に視神経乳頭領域に焦点が当てられてきた。特に眼底写真で撮像可能な視神経乳頭形状の立体所見や,rimの形状,乳頭周囲の神経線維欠損が診断に重要な所見であった。その後光干渉断層計(optical coherence tomography:OCT)が臨床応用され,網膜の断層情報が取得可能になって以来,緑内障の早期診断や進行評価には従来の乳頭周囲神経線維層厚に加え,黄斑部網膜内層厚も重要なパラメータであることが認識されるようになった。
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