特集 生殖医療の倫理的・法的諸問題
「生まれてくるこども」のための医療において国が果たすべき役割
三上 幹男
1
1東海大学医学部専門診療学系産婦人科学教授(日本産科婦人科学会臨床倫理監理委員会委員長)
キーワード:
少子化
,
生殖補助医療
,
公的機関
,
優生思想
,
幸福追求権(自己決定権)
,
ノーマライゼーション
Keyword:
少子化
,
生殖補助医療
,
公的機関
,
優生思想
,
幸福追求権(自己決定権)
,
ノーマライゼーション
pp.65-70
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.29.04_0065-0070
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「生まれてくるこども」のための医療(周産期・生殖医療)については,生命倫理的課題が多く,時代の変化・テクノロジーの進歩とともにその内容は急激に変化していく。臨床一学会がこの問題をグリップするにはすでにそのキャパシティをはるかに超えていることは誰もが理解している。現在,日本産科婦人科学会では,この件に関して積極的に国に向けて活動を行っている。本稿では,「国の果たすべき役割」をまとめると同時に,「なぜ国の腰が重いのか?」も考えてみたい。「KEY WORDS」少子化,生殖補助医療,公的機関,優生思想,幸福追求権(自己決定権),ノーマライゼーション
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