今月の臨床 若年女性診療の「こんなとき」どうする?―多彩でデリケートな健康課題への処方箋
月経異常管理の実際
無月経,月経不順,早発月経への対応の基本とコツは?
甲村 弘子
1
1こうむら女性クリニック
pp.654-661
発行日 2020年7月10日
Published Date 2020/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210095
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●満18歳を迎えても初経の起こらないものを原発性無月経というが,15歳以上で初経が発来していない場合には,初経遅延として介入し,検査・診察を行うことが推奨される.
●続発性無月経の誘因で最も多いのは減食によるものである.神経性やせ症で体重減少が著しい場合や治療に抵抗する場合には,専門医との連携を要する.
●多囊胞性卵巣症候群では子宮内膜保護のために,プロゲスチン製剤あるいはLEPを投与して周期的な消退出血を起こす必要がある.
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