連載
グラビア・目で見る遺伝子異常と婦人科内分泌疾患 ―子宮筋腫―
杉野 法広
1
1山口大学大学院医学系研究科産科婦人科学教授
pp.4-7
発行日 2017年9月1日
Published Date 2017/9/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.24.03_0004-0007
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子宮筋腫の発生・進展にエピゲノム異常が関与するという仮説のもとに,同一患者の子宮筋腫と正常子宮筋を用いて,ゲノム全域にわたり両者のDNAメチル化パターンを比較したところ,子宮筋腫には多くのDNAメチル化異常があることがわかった1)-5)。さらに,子宮筋腫で特異的にDNAメチル化異常を呈する遺伝子を同定し,子宮筋腫と子宮肉腫の鑑別に有用な診断法に発展させたので紹介する。
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