特集 発生および生体工学と生殖医療
体外受精における人工的操作とヒト成長への影響
宮戸 健二
1
1国立成育医療研究センター研究所再生医療センター細胞医療研究部生殖細胞機能研究室室長
pp.67-71
発行日 2016年6月1日
Published Date 2016/6/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.23.02_0067-0071
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「Summary」出生体重は遺伝的要因や母体環境によって大きく影響を受けることが知られており,特に体重が2,500g未満の低出生体重児には,体の機能が未発達な場合があり,免疫力も弱いため,さまざまな病気を併発する合併症が起こりやすくなる。一方,最近の臨床研究から,生殖補助医療(assisted reproductive technology;ART)によっても新生児の体重は影響を受けると報告されている。ARTのなかで,近年,適応例が増加して過半数を占めるようになった凍結融解胚移植を中心に,新生児の出生体重への影響について最近の知見を概説する。「Key words」ART,凍結融解胚移植,出生体重,DOHaD仮説
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