特集 選択的性ステロイドホルモン受容体修飾薬
選択的プロゲステロン受容体修飾薬と避妊
北村 邦夫
1
1一般社団法人日本家族計画協会理事長
pp.71-77
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.23.01_0071-0077
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「Summary」わが国では,低用量経口避妊薬(oral contraceptives;OC)の承認から16年,レボノルゲストレル(levonogestrel;LNG)を成分とした緊急避妊法(emergency contraception;EC)については4年が経過しているに過ぎない。一方,世界の研究者達は女性のQOL向上に大きな影響を及ぼす新しい避妊法の開発に余念がない。選択的プロゲステロン受容体修飾薬(selective progesterone receptor modulators;SPRM)であるulipristal acetate(UPA)とmifepristone(MFP)を用いた避妊法の開発である。これらは「エストロゲンを含有しない避妊法」としても注目を集めている。本稿では,「SPRMと避妊」をテーマに最新知見をまとめた。「Key words」選択的プロゲステロン受容体修飾薬(SPRM),ulipristal acetate(UPA),mifepristone(MFP),避妊法(contraception),緊急避妊法(EC)
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