特集 腎がん診療最前線
【DEBATE】Ⅰ IO combo時代における転移性腎細胞がん中間リスク群に対する一次治療 ~推奨点と懸念点~ アキシチニブ・ペムブロリズマブ併用
玉田 聡
1
1大阪市立大学大学院医学研究科泌尿器病態学 講師
キーワード:
ペムブロリズマブ
,
アキシチニブ
,
転移性腎細胞がん(mRCC)
,
免疫チェックポイント阻害薬
Keyword:
ペムブロリズマブ
,
アキシチニブ
,
転移性腎細胞がん(mRCC)
,
免疫チェックポイント阻害薬
pp.39-43
発行日 2020年2月20日
Published Date 2020/2/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.38.02_0039-0043
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進行および転移性の腎細胞がん(metastatic renal cell carcinoma:mRCC)の一次治療におけるアキシチニブ・ペムブロリズマブ併用療法の有効性は,KEYNOTE-426試験によって証明された1)。KEYNOTE-426試験は,切除不能または転移性の淡明細胞型腎細胞がん患者861例を対象に,一次治療としてアキシチニブ(1日2回5mg経口投与)とペムブロリズマブ(3週ごとに200mg点滴静脈,最長35サイクルまで)を投与する併用療法群と,スニチニブ(1日1回50mg経口投与,4週間投与2週間休薬)を投与する群に1:1で割り付け,有効性および安全性を比較検討した無作為化非盲検第Ⅲ相臨床試験である。投与は,疾患の進行,許容できない有害事象の発現または医師・患者の中止決定が行われるまで継続された。「KEY WORDS」ペムブロリズマブ,アキシチニブ,転移性腎細胞がん(mRCC),免疫チェックポイント阻害薬
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