特集 肥満症とメタボリックシンドローム:予防医学と治療医学の観点から
特定健診・特定保健指導のコンセプトとその効果検証
津下 一代
1
1あいち健康の森健康科学総合センターセンター長
キーワード:
特定健診
,
特定保健指導
,
メタボリックシンドローム
,
評価
Keyword:
特定健診
,
特定保健指導
,
メタボリックシンドローム
,
評価
pp.39-43
発行日 2017年11月20日
Published Date 2017/11/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.35.11_0039-0043
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平成20年度に特定健診・特定保健指導制度が開始され,はや10年が経とうとしている。当時も肥満やダイエットは国民的な関心事であったが,肥満者の増加に歯止めがかからず,肥満とやせの二極化が進行していた。また,従来から職場検診や住民健診は実施されていたが,事後指導などの方法や実施状況にばらつきが大きく,国として生活習慣病予防効果の検証もできない状況であった。そのようななか,メタボリックシンドローム(MetS)の概念を活用した特定健診・特定保健指導制度が構築され,保険者に実施義務がかかることとなった。本稿では制度設計のコンセプトと効果検証について述べる。「KEY WORDS」特定健診/特定保健指導/メタボリックシンドローム/評価
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