特集 変形性関節症診療の新たな展開
特集にあたって
津村 弘
1
1大分大学医学部整形外科学 教授
pp.7-7
発行日 2017年6月20日
Published Date 2017/6/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.35.06_0007-0007
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超高齢社会になった日本において,加齢とともに増加する運動器の疾患は,生活の質を直接的に悪化させる要因となっている。このようななか,日本整形外科学会は,ロコモティブシンドローム(運動器の障害によって,移動機能に低下をきたした状態)という概念を提唱し,予防や克服の重要性を啓発している。その代表的な原因疾患として,変形性腰椎症,変形性膝関節症,骨粗鬆症があげられている。今回のテーマである変形性関節症は,全身のどの関節も罹患するが,患者数の多さと日常生活に対する影響を考慮し,主として膝関節と股関節の変形性関節症について記述していただいた。
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