文学にみる病いと老い(98)
ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学/「長生き」が地球を滅ぼす―現代人の時間とエネルギー
長井 苑子
,
泉 孝英
pp.80-84
発行日 2017年4月20日
Published Date 2017/4/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.35.04_0080-0084
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京都の街に住み続けていると、たまには、東京や大阪に出掛けて、新しくできた商業施設やらを“ルンルン気分”で見学しようかという野望をいだくのだけれど、実際に行ってみると、あまりの人の多さ、混雑ぶりに、辟易(へきえき)*1して、見るものも端折って、どこかで騒音(そうおん)から抜け出したいと思ってしまうことが多い。ただ、年を取って活力がなくなっただけかもしれないけれど、人にはよりよい関係を維持できる空間や距離というものがあるのだろうなと思うことがある。
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