特集 内視鏡外科手術の現状と問題点
内視鏡外科手術教育
渡邉 武志
1
1杏林大学消化器・一般外科助教
キーワード:
内視鏡外科手術教育
,
学内認定制度
Keyword:
内視鏡外科手術教育
,
学内認定制度
pp.39-42
発行日 2016年3月20日
Published Date 2016/3/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.34.03_0039-0042
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「Ⅰ.内視鏡手術の浸透と発展」1987年フランスではじめてビデオ腹腔鏡下胆囊摘出術が施行され,瞬く間に世界中に広がっていった。日本においても1990年になり第1例が施行され1),1992年には腹腔鏡下胆囊摘出術は保険適応術式となり,胆囊摘出術の多くが本術式で施行されるまでになり,標準術式となって現在に至っている。また1991年には内視鏡外科手術の発展と啓発を行う目的で日本内視鏡外科学会(Japan Society for Endoscopic Surgery;JSES)が設立された。内視鏡外科手術は胆囊摘出術だけにとどまらず,外科のあらゆる分野にその適応が広がっている。現在では胃癌,大腸癌などの悪性疾患に対する根治手術にも導入され,早期癌では第1選択の治療とする見解もある。また腹腔鏡下小範囲肝臓切除術や膵体尾部切除術も保険適応となり,その適応は拡大の一途をたどっている。「KEY WORDS」内視鏡外科手術教育,学内認定制度
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