特集 腹部外傷の救急手術手技2019
腹部外傷に対する内視鏡外科手術
風巻 拓
1
,
北野 光秀
1
1済生会横浜市東部病院 救急科
キーワード:
腹部外傷
,
内視鏡外科手術
Keyword:
腹部外傷
,
内視鏡外科手術
pp.189-197
発行日 2019年2月15日
Published Date 2019/2/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001050
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1985年にMüheが初めて腹腔鏡下胆嚢摘出術に成功1)してから30年あまりが経ち,腫瘍外科・一般外科領域においては多くの内視鏡外科手術が標準治療として広く行われている。一方,外傷領域においては低侵襲性の追求よりも止血の緊急性・確実性が勝ること,損傷の部位・程度が多岐にわたり手技の定型化が困難であることなどから,こと重症例においてはいわゆるtrauma incisionによる開腹手術の優位性はいまだに失われていない。
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