特集 てんかん 診断・治療・ケアのアップデート
第Ⅱ章 てんかんの診断と治療
外科治療(緩和・遮断治療)─小児薬剤抵抗性てんかんに対する脳梁離断術の適応と術後成績
小野 智憲
1,2,3
,
西口 奈菜子
2,4
,
本田 涼子
2,4
1国立病院機構長崎医療センター臨床研究センター機能形態研究部
2国立病院機構長崎医療センターてんかんセンター
3国立病院機構長崎医療センター脳神経外科
4国立病院機構長崎医療センター小児科
pp.102-107
発行日 2026年9月24日
Published Date 2026/9/24
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000002533
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Summary
■脳梁離断術は,焦点切除が困難な小児薬剤抵抗性てんかんを対象とする緩和的外科治療である.
■種々のてんかん発作,特にてんかん性スパズムによる転倒を生じる場合に有効性が高い.
■発作が完全消失する割合は10~20%であるが,多くの症例で発作頻度や重症度が低下する.
■合併症は少なく,小児では神経可塑性により離断症候群は軽微かつ一過性であることが多い.
■転倒リスクの低下による生活改善に加え,認知・行動面の改善もみられることがある.

Copyright © 2026, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.

