特集 日本が解き明かした病気―疾患概念の確立から現在まで―
Ⅱ.日本人が見つけた病気
川崎病
松原 知代
1
1獨協医科大学埼玉医療センター小児科
キーワード:
川崎病
,
川崎富作
,
中小動脈血管炎
,
冠動脈病変
,
多因子説
Keyword:
川崎病
,
川崎富作
,
中小動脈血管炎
,
冠動脈病変
,
多因子説
pp.805-811
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000002351
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SUMMARY
▷川崎富作博士が1967年に自験例50例をまとめ,新しい疾患であるとの原著論文を発表した.
▷患者数は全国流行年である1983年以降増加し,新型コロナウイルスパンデミックでやや減少した.
▷素因をもつ個体で感染を契機に炎症性サイトカインが誘導されて起こる中小動脈の血管炎である.
▷病因はいまだ不明で,現在は単一の病原体ではなく多因子説が有力である.
▷冠動脈病変後遺症例は減少したがまだ存在するので,よりよい治療の開発が必要である.

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