症例報告
新規超速効型インスリンの食後皮下注射が血糖管理に有効であった1型糖尿病の1例
秋山 めぐみ
1
,
菅原 大輔
1
,
松浦 未紗
1
,
林 佳菜恵
1
,
牧田 英士
1
1自治医科大学附属さいたま医療センター小児科
キーワード:
新規超速効型インスリン
,
食後
,
1型糖尿病
Keyword:
新規超速効型インスリン
,
食後
,
1型糖尿病
pp.741-744
発行日 2025年6月1日
Published Date 2025/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001676
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要旨
症例は知的障害を有する14歳男子.入院2週間前から口渇と多飲・多尿が出現し,急性発症1型糖尿病と診断した.血糖管理としてペン型インスリンによる治療を開始した.食事時間が長く,従来の超速効型インスリンの食前注射で食事中の低血糖がみられた.新規超速効型インスリンの食後注射に変更し,生活パターンを変えずに良好な血糖管理が可能となった.患者の特性に合わせたインスリン製剤や投与方法を選択することが重要である.

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