特集 これからのガイドラインの読み方,使い方
Ⅲ.海外のガイドラインから考える
乳児発熱
今川 智之
1
1神奈川県立こども医療センター感染免疫科
pp.284-290
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001588
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Summary
■米国小児科学会の乳児発熱に対するガイドラインは,日齢別に検査・治療指針が示されており,敗血症評価や抗菌薬の投与が推奨されている.
■炎症マーカーとしてプロカルシトニン,CRP,ANCの検査が有用であり,エンテロウイルスやHSVなどの感染症評価も重要とされている.
■わが国と米国の乳児発熱の基準や診療アプローチ,起炎菌などに違いがあるため,わが国の状況に応じた対応が必要である.

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