特集 これからのガイドラインの読み方,使い方
Ⅰ.ガイドラインのつくり
診療ガイドラインができるまで
石井 智弘
1
1慶應義塾大学医学部小児科
pp.9-13
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001547
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Summary
■診療ガイドラインは研究によるエビデンスのみならず,臨床を取り巻く環境,患者の希望や価値観,臨床家の専門性などの要素をふまえて作成される.
■診療ガイドラインはMindsないしGRADEなどの確立したアプローチに従って,精緻なプロセスで作成されるべきものである.
■小児領域ではエビデンスレベルの高い研究が少ないため,作成者間でコンセンサスを確立し,エビデンスが不十分な領域でも,公平かつ柔軟に推奨を作成する.

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