特集 臓器別に斬る小児の感染症 最適な抗菌薬の選択と期間とは?
Ⅱ 各論
5 口腔咽頭
喉頭蓋炎
荒木 孝太郎
1
1沖縄県立南部医療センター・こども医療センター小児総合診療科
pp.113-116
発行日 2024年10月20日
Published Date 2024/10/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001289
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サマリー
1 感染臓器:
喉頭蓋および隣接する組織
2 想定する微生物:
インフルエンザ菌b型,Hibワクチン接種者ではb型以外のインフルエンザ菌,パラインフルエンザ菌,A群溶血性レンサ球菌,黄色ブドウ球菌など
3 提出すべき検査:
気道の安全性が確保されたのちに,抗菌薬投与前に血液培養および喉頭拭い培養を提出する
4 経験的治療:
セフォタキシム,MRSAが考慮される状況ではバンコマイシンを追加する
5 標的治療:
細菌培養の同定および感受性結果に基づき適正化する
6 治療効果判定:
菌薬投与の開始後約48時間程度で状態が改善
7 Oral Switch:
経口抗菌薬へ変更する場面はほとんどない
8 治療期間:
7~10日間
9 参考となる成書やガイドライン:
文献1),2),3),4)
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