特集 臓器別に斬る小児の感染症 最適な抗菌薬の選択と期間とは?
Ⅱ 各論
3 眼
網膜炎
小松 充孝
1
1賛育会病院小児科
pp.82-86
発行日 2024年10月20日
Published Date 2024/10/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001282
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サマリー
1 感染臓器:
網脈絡膜
2 想定する微生物:
TORCH complex(Toxoplasma gondii,Others(Syphilis),風疹ウイルス,サイトメガロウイルス,単純ヘルペスウイルス
3 提出すべき検査:
血清抗体価,細菌培養検査,核酸増幅検査
4 経験的治療:
疑われる原因微生物に基づくため,⑤標的治療を参照
5 標的治療:
検出された原因微生物に基づく治療
トキソプラズマ:ピリメタミン(研究班保管薬)+スルファジアジン(研究班保管薬)+ホリナート(適応外使用)
サイトメガロウイルス:バルガンシクロビル内服
単純ヘルペスウイルス:アシクロビル静注
梅毒:ベンジルペニシリンカリウム静注or
ベンルペニシリンベンザチン筋注
非特異的治療:コルチコステロイド
6 治療効果判定:
眼底所見の改善+
7 Oral switch:
原因微生物によって異なる
8 治療期間:
原因微生物によって異なる
9 参考となる成書やガイドライン:
文献1)
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