Japanese
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連載 眼の組織・病理アトラス・161
結核性脈絡網膜炎
Tuberculous chorioretinitis
猪俣 孟
1
Hajime Inomata
1
1九州大学医学部眼科学教室
pp.294-295
発行日 2000年3月15日
Published Date 2000/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906717
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結核tuberculosisは,かつてわが国の国民病ともいわれていたが,今では患者数が激減した。しかし,老人ホームで結核が集団発生するなど高齢者結核が問題になっている。また,エイズ患者や悪性リンパ腫でステロイド薬の治療が行われた免疫不全患者にも比較的高頻度に発症している。
眼結核の多くは肺の初感染巣から結核菌が血行性にぶどう膜組織に到達して起こる二次感染によって発症する。その他に,結膜ブリクテンや網膜血管炎などは免疫反応によって生じる。
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