特集 紹介医に伝えたい「腎炎・ネフローゼ症候群」 ―3歳児検尿・学校検尿のその先は?―
Ⅱ.各論:腎炎・ネフローゼ症候群の専門診療
溶血性尿毒症症候群(HUS)
藤丸 季可
1
1大阪市立総合医療センター小児医療センター小児総合診療科
キーワード:
溶血性尿毒症症候群
,
血栓性微小血管症(TMA)
,
志賀毒素産生性腸管出血性大腸菌
,
非典型溶血性尿毒症症候群
,
補体介在性TMA
Keyword:
溶血性尿毒症症候群
,
血栓性微小血管症(TMA)
,
志賀毒素産生性腸管出血性大腸菌
,
非典型溶血性尿毒症症候群
,
補体介在性TMA
pp.683-687
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001048
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SUMMARY
▷HUSはTMAの代表疾患であり,溶血性貧血,血小板減少,急性腎障害が3主徴である.
▷STEC-HUSは血便などの臨床症状や志賀毒素の検出で診断し,治療は支持療法が基本である.
▷aHUSは補体介在性TMAと定義された.速やかに鑑別診断を行い,抗C5抗体薬による治療を開始する.
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