特集 新生児・乳児の感覚に寄り添う
Ⅲ.新生児・乳児の成育に必要な環境
聴覚障害児に適した家庭環境作り
太田 有美
1
1大阪大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
新生児聴覚スクリーニング
,
補聴介入
,
療育機関
,
補聴援助システム
,
コミュニケーション
Keyword:
新生児聴覚スクリーニング
,
補聴介入
,
療育機関
,
補聴援助システム
,
コミュニケーション
pp.473-477
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000928
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SUMMARY
▷先天性難聴は1-3-6ルールに則り,生後1か月以内に難聴を発見する,3か月以内に精査を行って聴力レベルを推定する,6か月以内に補聴介入を開始することを目指す.
▷療育機関での難聴児を療育するための具体的な情報の提供,保護者同士の交流は,保護者の心理的安定につながる.
▷言語獲得前から,前言語的なコミュニケーションによって親子,家族の愛着を形成しておくことが重要である.
▷家庭内で難聴児が会話から取り残されないように,家族全員が難聴に関する知識をもち,かかわる必要がある.
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