特集 小児・AYA世代がん診療の現在と未来
Ⅲ.固形腫瘍の現在と未来
神経芽腫
家原 知子
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科小児科学
キーワード:
神経芽腫
,
リスク分類
,
MYCN
,
IDRF
,
抗GD2抗体
Keyword:
神経芽腫
,
リスク分類
,
MYCN
,
IDRF
,
抗GD2抗体
pp.954-959
発行日 2023年8月1日
Published Date 2023/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000587
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SUMMARY
▷多様な病態を示す神経芽腫では,リスク分類に応じた治療選択が重要である.
▷低・中間リスク群患者の治療成績は良好であり,副作用を軽減した治療開発がすすめられている.
▷高リスク群患者には,寛解導入療法,手術と放射線治療の局所治療,大量治療の強化療法,免疫療法からなる集学的治療が行われているが,その治療成績はいまだ不良である.
▷新規治療法として,様々な遺伝子異常をターゲットとした治療法や免疫療法,分化誘導療法の開発がすすんでいる.
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