特集 研修医として今知りたい新生児の診療に必要な手技
Ⅱ.処置手技
血管内カテーテル留置
山口 綾乃
1
,
中西 秀彦
2
1北里大学医学部小児科学
2北里大学医学部附属新世紀医療開発センター先端医療領域開発部門新生児集中治療学
pp.511-517
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000460
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SUMMARY
▷臍帯動脈カテーテル,臍帯静脈カテーテル,末梢静脈挿入式中心静脈カテーテルの挿入合併症が伴う処置であるため,いずれも適応をふまえて処置を実施する.
▷カテーテル関連血流感染症予防のため,適切な感染症予防策を請じて処置にあたる.
▷組織が脆弱で未熟性の強い新生児が対象のため,処置中の皮膚損傷や急変などに注意する.
▷合併症を防ぐためにも,X線検査や超音波検査で必ずカテーテル先端位置を確認する.
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