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特集 外科修練医必携 これだけは押さえておきたい外科日常診療の基礎
III. 一般外科医として習得すべき外来小手術
5. 静脈内注射の各種ライン
2)血管内留置カテーテルの感染対策
Infection control measures to prevent intravascular catheter-related infections
矢野 邦夫
1
K. Yano
1
1浜松医療センター
キーワード:
血管内留置カテーテル
,
カテーテル由来血流感染
,
中心静脈ライン関連血流感染
Keyword:
血管内留置カテーテル
,
カテーテル由来血流感染
,
中心静脈ライン関連血流感染
pp.596-601
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_596
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要旨
・カテーテル由来血流感染(CRBSI)と中心静脈ライン関連血流感染(CLABSI)には明確な違いがある.
・末梢静脈カテーテルは成人では上肢に挿入する.小児では上肢,下肢,頭皮に挿入できる.
・中心静脈カテーテルは成人では鎖骨下から挿入することが望ましい.
・中心静脈カテーテル[末梢挿入式中心静脈カテーテル(PICC)を含む]の挿入時には高度滅菌バリアプリコーションを実施する.
・中心静脈カテーテルの挿入時およびドレッシング交換時には,>0.5% chlorhexidine gluconateアルコール製剤で皮膚消毒する.
© Nankodo Co., Ltd., 2024