特集 パッとわかる! すぐ使える! 産婦人科検査マニュアル
第4章 女性医学
14 性器クラミジア感染症
野口 靖之
1
1プライベートケアクリニック名古屋栄
pp.491-494
発行日 2026年3月24日
Published Date 2026/3/24
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001674
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POINT!
●クラミジアは偏性細胞内寄生菌であり,感染性を有する基本小体は直径約0.3μmと極めて小さいため,一般的な臨床検査室での光学顕微鏡検査や通常の培養検査では検出できない.
●女性性器感染症の診断では,子宮頸管や尿道など局所検体からクラミジアを高感度に検出する必要がある.このため,現行感染の診断は核酸増幅検査(NAAT)が第一選択となる.
●淋菌との重複感染があるため,クラミジアと淋菌の同時検査が推奨される.
●不妊症治療開始前には,クラミジア現行感染を否定したうえで,抗体検査により既往感染の有無を把握する.
●抗体検査陽性の不妊症例では,卵管性不妊症や卵管周囲癒着の可能性を考慮し,子宮卵管造影(HSG)や腹腔鏡検査で卵管疎通性を確認することが推奨される.

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