特集 パッとわかる! すぐ使える! 産婦人科検査マニュアル
第1章 周産期
12 早産・破水に関連した検査
漆山 大知
1
1福岡大学医学部産科婦人科学講座
pp.67-73
発行日 2026年3月24日
Published Date 2026/3/24
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001606
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●早産(妊娠22~36週)や早産期前期破水(preterm premature rupture of membranes:PPROM)は,新生児の罹患率・死亡率を高める主因であり,長期にわたって呼吸器や発達などに障害をきたすこともあり,特に早い妊娠齢で発症すると母児双方に深刻な影響を及ぼす疾患である1).
●早産をきたす原因には早産期陣痛(preterm labor)や子宮頸管無力症を含む切迫早産などがあるが2)3),これらの病態の多くは細菌性腟症・子宮頸管炎・子宮内感染・子宮内炎症といった感染や炎症を背景に発症することが知られており,感染・炎症の早期診断とリスク層別化が臨床管理に極めて重要である1)2)4)5).
●診断的検査は,感染や炎症の有無・進行度・子宮や子宮内の形態や胎児の健常性の確認などを多面的に評価して,臨床経過の判断や分娩時期の決定を行う1)2)4)~6).

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