特集 新時代の若手キャリアをつくる―産婦人科教育の最前線―
Ⅱ.各 論
4.周産期・新生児分野における教育の最前線
小谷 友美
1
,
今井 健史
1
,
牛田 貴文
1
1名古屋大学医学部附属病院総合周産期母子医療センター生殖周産期部門
キーワード:
シミュレーション
,
オンライン
,
ハブアンドスポーク型システム
Keyword:
シミュレーション
,
オンライン
,
ハブアンドスポーク型システム
pp.616-621
発行日 2025年6月1日
Published Date 2025/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001216
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要 旨
日本の周産期医療は,新生児・妊産婦死亡率を世界的に最低水準を維持しているが,分娩数の減少やリスクの高い妊娠の増加,さらに働き方改革の影響により,医療体制と教育環境は重大な変革期を迎えている.分娩の集約化と分散化のバランスを考慮しつつ,全国的な教育プログラムの整備とシミュレーション教育の充実が急務である.オンライン教育やハブアンドスポーク型システムを活用した効率的な学習環境の提供が,質の高い周産期医療の持続可能性を高める鍵となる.

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