Japanese
English
公募特集 コロナ禍からWithコロナ時代へ—リハビリテーションの変化
D
失語症当事者におけるオンライン友の会の効果と課題
The effectiveness and problems using online in aphasia peer group
地主 千尋
1
,
小森 規代
1
,
櫻岡 絵里香
1
,
阿部 晶子
1
Chihiro Jinushi
1
,
Noriyo Komori
1
,
Erika Sakuraoka
1
,
Masako Abe
1
1国際医療福祉大学保健医療学部言語聴覚学科
1Department of Speech and Language Hearing Therapist, International University of Health and Welfare
キーワード:
失語症
,
失語症友の会
,
患者会
,
オンライン
,
遠隔
Keyword:
失語症
,
失語症友の会
,
患者会
,
オンライン
,
遠隔
pp.1475-1479
発行日 2022年12月10日
Published Date 2022/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202697
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
新型コロナウイルス感染拡大による失語症当事者の会への影響
失語症当事者の患者会は通称「失語症友の会」と呼ばれ(以下,友の会),当事者同士のピアカウンセリング,地域生活を充実させ活動範囲を拡大することのほか,コミュニケーション障害における社会ノーマライゼーションを推進する役割も果たしている.
友の会自体は1980年代から全国各地に発足し,2017年時点で全国に87団体が存在する.しかし,年々,活動団体数は減少しており,その原因として「参加者の高齢化」や「後継者問題」が関係すると考えられている1).新型コロナウイルスの感染拡大は,各種イベントの自粛要請を招き,全国の友の会も中止や延期を余儀なくされたことが想像に難くない.
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.