特集 遺伝診療・ゲノム医療の最新動向―産婦人科医のためのナビゲーション―
Ⅱ.各論
11.HBOC診療における遺伝カウンセリングの実際
櫻井 晃洋
1
1札幌医科大学医学部遺伝医学
キーワード:
コンパニオン診断
,
がんゲノムプロファイリング
,
遺伝カウンセリング
,
発症前診断
Keyword:
コンパニオン診断
,
がんゲノムプロファイリング
,
遺伝カウンセリング
,
発症前診断
pp.197-202
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001034
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要旨
コンパニオン診断やがんゲノムプロファイリングの臨床実装により,遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)の診断機会は多様化し,それに伴いHBOCの遺伝カウンセリングも多彩なものになっている.しかしながら,どのような診断過程であれ,当事者である患者に最良の治療とサーベイランスを提供し,またリスクを有する家族の健康も守るという目的に揺るぎはない.このためには「遺伝性疾患」に伴いがちな固定観念を今一度見つめ直すことも重要である.
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