特集 母児を感染から守る―妊産婦の感染症アップデート―
Ⅱ.注意すべき母子感染症
8.B群溶血性レンサ球菌(GBS)感染症
山岸 由佳
1
1高知大学医学部臨床感染症学講座
キーワード:
Streptococcus agalactiae
,
GBS
,
早発型
,
遅発型
Keyword:
Streptococcus agalactiae
,
GBS
,
早発型
,
遅発型
pp.1127-1131
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000892
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要旨
・日本では原則,全妊婦対象にスクリーニングを行い保菌妊婦には分娩直前にペニシリン系薬を投与する.
・スクリーニングは妊娠35~37週に行う.
・スクリーニング陰性妊婦から出生した早発型児の報告もある.
・遅発型では水平感染が主であり,頻度は低いが経母乳感染もあり得る.
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