特集 ホルモン療法の使い分けと使用中・使用後のあるある
Ⅰ.生殖可能年齢の病態あるある
2.子宮腺筋症に対するホルモン療法の使い分けと不正出血
石沢 千尋
1
,
廣田 泰
1
1東京大学医学部産婦人科教室
キーワード:
子宮腺筋症
,
ホルモン療法
,
不正出血
Keyword:
子宮腺筋症
,
ホルモン療法
,
不正出血
pp.978-982
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000844
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要旨
子宮腺筋症は,月経困難症,過多月経を引き起こし女性のQOLを低下させる.年齢や挙児希望などライフステージに応じた対応が必要になる.ホルモン療法は子宮腺筋症の管理に用いられ重要な役割を担っている.たとえば,短期的には術前のGnRH製剤の使用,長期的には閉経を目指したジエノゲストやレボノルゲストレル放出子宮内システムなどの実施があげられる.本稿では,子宮腺筋症に対するホルモン剤選択のポイントや治療の注意点を踏まえて,ホルモン療法の現在の位置づけについて考察する.
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