特集 ホルモン療法の使い分けと使用中・使用後のあるある
Ⅰ.生殖可能年齢の病態あるある
1.卵巣チョコレート囊胞など子宮内膜症に対するホルモン療法の使い分けと長期使用
金子 明夏
1
,
甲賀 かをり
1
1千葉大学大学院医学研究院産婦人科学講座
キーワード:
月経困難症
,
子宮内膜症
,
ホルモン療法
Keyword:
月経困難症
,
子宮内膜症
,
ホルモン療法
pp.973-977
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000843
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要旨
月経困難症,子宮内膜症の治療ではホルモン療法が行われることが多い.薬剤は患者の年齢,症状の強さ,病巣の大きさや現在および将来の挙児希望の有無等を考慮して選択する.若年の月経困難症患者は子宮内膜症予備軍と考え,早期からの治療介入を検討する.子宮内膜症患者は月経痛,慢性骨盤痛や不妊の症状のみならず,悪性化等のリスクがあり,長期にわたりホルモン療法を含めた総合的な管理が必要である.
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