特集 どうする?産婦人科救急―ハイリスク患者の周術期管理―
I.どうする?緊急帝王切開の決断から術後管理
2.産科危機的出血のトータルケア―産科医の立場から―
小畑 聡一朗
1,2
,
青木 茂
1,2
1横浜市立大学附属市民総合医療センター
2総合周産期母子医療センター
キーワード:
産科危機的出血
,
DIC
Keyword:
産科危機的出血
,
DIC
pp.751-756
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000765
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
要旨
産科危機的出血は短期間で容易に重篤化し,時に母体の生命を脅かす病態であり,その治療には速やかに病態を把握し,原因に応じた対応をとることが重要である.産科危機的出血の治療方法の選択は母体の病態および自施設の環境を考慮し選択することが重要であり,産科医は関連部署と連携し,自施設の環境を考慮した診療体制を整備する一方で,産褥子宮摘出術をはじめとする各種手技に習熟するように努めるべきである.
Copyright © 2024, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.